ボランティア参加のきっかけと初日の移動日
今回のボランティア整体の取り組み自体は三回目で、僕も尊敬している大阪は守口にある金田一治療院の渡辺先生。通称ナベちゃん先生が先頭に立って取り組まれている被災地ボランティアの活動。
以前から能登へ行かれている話は聞いていたが、タイミングが合わず過去二回には参加できず今回は参加したいなと思っていたので、ナベちゃんから募集の話を聞いた時に参加させてください。と申し出た。
そして9/15(日)仕事終わりに約5時間半の運転を経て22時頃に無事金沢に到着。現地に集合したメンバーで夜の食事をということだったけれど、この日は朝3時半起きでパン屋の仕事をしてきたためあまりの眠さに食事を辞退 (^^;)
しゃあなし一人でカプセルホテルにお先に移動して休むことに。(みんな泊まり先は一緒)
二日目のあさんぽにて
二日目は朝6:50ロビーで集合して2台の車に分かれて輪島へ向かうことに。
朝は5:30過ぎに起きていたので、時間に余裕もあり少し散歩でもするかと外出。雨が降ったようで、少しどんよりした空で地面はしっかりめに濡れていたので散歩中雨に打たれずラッキー。
特に当てもなく歩いていると近所に「尾山神社」という看板を発見。路地裏で発見したしなんとなく小さい狭いところなんだろうと思っていたものの、神社と目にすると「行かんわけには!」ってテンションでこれまた”ラッキー”と思いワクワクしながら神社の鳥居のほうへ。
外から鳥居を見た感じ「普通の神社かな?」と思いくぐる。しかし、進んでみてびっくり!鳥居は裏門みたいな場所だったようで、正面入り口?とのギャップが凄すぎて入口の門にこれまたびっくり!!
さらに本堂?の横から奥に道が続いていてどんどん進んでいくと鼠多門・鼠多門橋を越えて金沢城へ。地元の方や詳しい人は知っているのかもしれんけど、全然知らなかったtだけにびっくり!!(びっくりしすぎやろって感じもあるけど)
想像以上に広大な景色が広がっていて「もっと早く散歩に出ておけばよかったorz」と後悔しつつ、時間も迫っていたため猛ダッシュで帰る羽目に(TwT)。結果汗だくに(笑)















いざ輪島へ
途中、お昼ご飯の買い込みなどの寄り道も経て10時前に輪島のボランティア先へ到着。自身も1995年に阪神淡路大震災を経験しているので、仮設住宅を見たのが非常に久しぶり・懐かしいという感じでした。(楽しい懐かしさではないわけですが)
その中の集会所みたいな場所でボランティア整体を開始。高齢の方が多かったのですでに背中や腰は曲がっていて20分程度の施術で体が全快!なんてことはないにしても、どの方が担当した方も口々にありがとう。気持ちよかった。来てよかった。など感謝の感想を述べておられました。
僕が担当したおばあちゃんもご自身で90歳やと教えてくださり、今も畑仕事は週に二回ほどしているとのことでした。「腰が痛い」「耳が遠い」ということで、少しお話も伝わりにくい時もあったので、実際に終わってどの程度体が楽になったのかはわかりませんが…
「ありがとうなぁ。楽になったぁわ。こんなとこまで来てくれてありがとうなぁ」と何度もお礼を言われました(TwT)自分は結構なおばあちゃん子だったのでなんかすごいジーンときました。
実際たまに思うのが、もしばあちゃんが生きてる時にセラピストになってたらこういうことできたんやろうなぁなんてね。それがきのうは90のばあちゃんに面と向かって言われた揉んで、なんかね。言い表せない気持ちになりましたわ。これだけでも来た価値あったなぁなんて思えた瞬間でした。
道路や建造物を見て思う
自分があまりTVを見ないので今現在の被災地がどのように報じられているかは、あまり知らんのだけど、聞くと復興が進んでると言われてることもあるらしいが、結局は「場所の差が激しい」んよね。これは神戸の時もそうだったと思うし、東日本の震災も一緒なんじゃないかなと。
それにどんどん人口減少が進む中で「ほんまにそこを元に戻すことに意味はあるのか?」は一人の人が可哀想だからという簡単な問題ではないよなぁとしみじみ感じた。一方でああいうばあちゃん達もいる。いわゆる弱者に相当するであろう人たち。
なんかとても気持ち温まるふれあいがあったのと同時に、切ない・やりきれない気持ちにさせられたのも事実なんですよね。。









今回参加して得られたことは?
人との関わり・人脈・ボランティアという体験が初だったからまさに経験・体験。この辺りに集約されている。
その体験が何になるの?わかりません。自己満足では?そうですね。ただ、昔から自分はあまり見返りというものを期待しないドライな性質が備わっているのと、感謝を求める人や「誰かに何かをしてあげた」という発想の人が好きではないので、自分はそうならんようにしています(^^)
だから、誰かに対して何かをすることは基本自分の中では「自己満足」でしかないと思ってて。もちろん喜ばれる・感謝されると嬉しいけど、自らそれを求めはしない。のがかっこいい気はしてます。それもまた偏ってるのかもしれんけど(笑)
なので、今回被災地の方に喜んでもらえたのはとても嬉しかったし、機会があればまた行きたいと思うし、社会貢献に自分の価値を見出せた瞬間だったような気がします。
一緒に参加したみんなありがとう。そしてナベちゃん本当に素晴らしい機会をありがとう。
